眼精疲労とは近業作業を続けると眼が疲れ、眼痛、頭痛、悪心、嘔吐などがおこり、
その作業を続ける事ができなくなる状態を指します。
VDT症候群とも言われ、眼精疲労の中でもいくつか種類にわけられます。
調節性、筋性、症候性、不等像性、神経性に分類されます。
パソコン作業による眼精疲労はディスプレイを集中して見ることで
眼の霞みや乾き、調節機能の低下等が起こります。
眼精疲労によって眼の周囲にある眼輪筋と呼ばれる筋肉が緊張し、
疎血状態となり調節機能の低下を加速させます。
眼精疲労が出現すると頭痛や肩コリが併発することが多くあります。
特に頭痛は慢性的な眼精疲労によって眼周辺、頚、肩周辺の筋肉が
緊張を起こし、後頭部にある大後頭神経が圧迫されることで
引き起こされることも原因に挙げられます。
そのため、自然に眼精疲労が発症すると首と後頭部周辺を
揉む人が多いのです。パソコン作業から起こる頭痛で多いのが
このタイプで緊張型頭痛といいます。
また、女性に多くみられる片頭痛もパソコン作業で眼精疲労から
引き起こされる場合があります。こめかみ部分に脈を打つような痛みが
出ることが多く、自律神経症状を呈することもあります。
パソコン作業は長時間に及ぶと眼の疲れが引き起こされ、ディスプレイの
文字にピントが合わなくなってしまい、眼精疲労の症状が出現します。
それに加え、ピントが合わなくなると身体が前のめりのなってしまい
首や肩が緊張をおこしてしまって頭痛に発展してしまいます。
パソコン作業からくる眼精疲労への対策として、まずパソコンのディスプレイを
目線の高さまで上げます。ディスプレイと目線の高さが合うことで
前のめりになり、常に下方向をみることを防いで首や肩の筋緊張を抑制します。
次にパソコンとの距離をとり、姿勢を正して作業を行うことを
意識することで上記と同じく筋緊張の抑制につながります。
背筋を伸ばしていることで腰痛の予防にも効果的です。
次に長時間の作業を行う場合は1~2時間に15~30分ほどの休憩をとってください。
同じ姿勢で長時間の作業は眼の酷使になってしまい、集中力の低下も
引き起こしてしまいます。
眼精疲労になる可能性が高い上に作業効率も下げてしまうので、
タイマー等を用意して定期的に休憩をとれるようにすることが良いです。
また、作業後にホットタオルなどを眼のまわりに置き、
10~20分程度温めることで疲労の回復が望めます。
マッサージなども効果的ですので仕事などで長くパソコン作業をされる方は
眼の疲労を出来る限り残さないようにして慢性化を防ぐことが
眼精疲労の予防となり対策になります。
それでも回復を感じられないほどのひどい眼精疲労だと思える場合には、
当院にお問い合わせください。当院では、患者様の状態にあわせて
凝り固まってしまった箇所をほぐしていくことで症状の緩和を目指します。
東十条駅前整骨院
東京都北区東十条4丁目5−22
電話番号 03-3911-7776