変形性股関節症｜東十条駅前整骨院

股関節は、骨盤と大腿骨によって構成される関節です。変形性股関節症は、この関節を形成している関節軟骨や骨が傷んでしまうことによって、股関節痛や機能障害を引き起こす病態となります。
この疾患は特に女性に多く見られることがあります。発症年齢は主に40〜50歳で、最も一般的な原因は寛骨臼形成不全と呼ばれる大腿骨の受け皿が浅い状態です。実際、この原因が80％以上を占めていると言われています。
また、重量物の取り扱いや長時間の立ち仕事などの職業や肥満なども発症の危険因子として挙げられます。

近年、高齢化社会の進展により、年齢と共に関節のクッション役を果たす軟骨が傷んでしまい、明確な原因がない状況でも変形性股関節症を発症するケースが増えています。

変形性股関節症は、骨盤と大腿骨が形成する関節に軟骨があり、お互いの関節を保護してクッションの役割を果たしています。軟骨には神経が存在しないため、摩耗しても痛みを感じることはありません。しかし、症状が進行すると軟骨が消失し、骨同士が直接ぶつかることで痛みが生じるようになります。

そのため、変形性股関節症を放置してしまうと、動く度に強い痛みが現れ、靴下を履くことや足のつめきりが困難になる場合があります。

進行性の疾患であるため、早めの診断を行いましょう。

変形性股関節症の対処方法には、保存療法、運動療法、手術療法の3つがあります。

・保存療法：股関節への負担を軽減することを最優先に考えます。重量物の取り扱いや体重など、股関節にかかる過度の負担を減らすことが重要です。痛みのある方は反対側に杖などの歩行補助具を使うことで、疼痛やバランス、歩行能力を改善する効果が期待できます。

・運動療法：痛みの軽減や機能改善に効果が期待できます。股関節周りの筋力を増強するトレーニングや有酸素運動、ストレッチが有効です。また、水中での運動は関節の負担を減らす意味でも良い選択肢とされています。

・手術療法：進行した変形性股関節症の改善に用いられます。骨切り術や人工関節置換術などがあります。

変形性股関節症に対する効果的な当院の施術メニューは、筋膜ストレッチや楽トレです。

筋膜ストレッチや運動療法は、変形性股関節症の進行具合にかかわらず重要なアプローチです。
ストレッチは股関節周りの筋肉を緩めてリラックスさせ、さらに股関節の位置を矯正させる効果が期待できます。これにより股関節の動きが改善され、可動域（動かせる範囲）が広がることがあります。
ストレッチによって股関節がより楽に動かせるようになった後は、筋力トレーニングを行います。股関節周りの筋肉を鍛えることで股関節を支える筋力を付け、股関節への負担を軽減する効果が期待できます。

また、楽トレは股関節周りの筋肉に電気的な刺激を与えることで、一時的に筋肉を収縮させ、関節を動かさずに筋力トレーニングを行う方法です。痛みを感じることなく行うことができるため、安心して取り組めるメニューとしておすすめです。

筋膜ストレッチや楽トレを取り入れた施術により、痛みの軽減だけでなく股関節の動かしやすさが変わり、日常生活の質の向上が期待できます。

ストレッチや運動療法は、年齢や進行度合いにかかわらず有効です。
股関節周りの筋肉を緩めリラックスさせ、股関節の位置を正す効果があります。これによって股関節の可動域が広がり、動きがスムーズになる効果が期待できます。
また、筋力トレーニングによって股関節を支える筋力を付けることで、負担を軽減する効果が期待できます。

これまで「歳のせいだから」と諦めていた趣味や旅行なども再び楽しめるようになるかもしれません。手術や薬に頼ることをためらう方にも、ストレッチなどの施術はおすすめです。

放置すると段階的に進行していくものなので、早めの施術や予防をするようにしましょう。

人間の細胞は周期的に入れ替わり、約90日（約3ヶ月）で新しい細胞に更新されると言われています。移動の際にも股関節には負担がかかるため、股関節の痛みが強い方は週に1～2回、痛みの軽い方は週に2～3回の施術を最低3ヶ月間継続することをおすすめします。

股関節に痛みのある方や動かしにくさ、違和感を感じる方は、ぜひ1度当院でご相談ください。
より豊かな暮らしを送るためにも、早めの施術と予防をしていきましょう。