スポーツ障害と聞くと運動を行なっている人がなる怪我とイメージされる方が大半と考えられます。皆さんは、「障害」と「傷害」の違いがわかりますか。区別がつく方はすごいです。
スポーツ障害は、その名のとおり運動によって起こる身体の故障のことを言います。症状によって「障害」か「傷害」に分けられています。
障害は、繰り返し行なう動作により、筋肉や腱、靱帯の組織にストレスがかかり、除々に損傷し痛みを引き起こしたり、違和感があらわれたりする状態です。
傷害は、1回の外力(例 相手にぶつかる、床で足先を滑らせてしまう、転倒した時に手を突いてしまう)で打撲、捻挫、骨折、脱臼、肉離れなど重度の症状が出た状態です。
皆さんのイメージでは、「傷害」を思い浮かべる患者様が多いでしょう。日頃から部活動で頑張っている学生や日頃から運動されている方は、「最近、足が痛いな」と感じることがあると思います。
こう感じたら、「障害」を起こしていると考えられます。不自然な身体の使い方やジャンプなどの繰り返しの動作が原因です。一般的に傷害は急性症状、障害は慢性症状と呼ばれ、これらは処置の仕方も違ってきます。
まず、急性症状については悪化を防ぐためにRICE処置を行ないます。RICE処置はR(rest 安静)、I(ice 冷却)、C(compression 圧迫)、E(elevation 挙上)を意味します。
R(rest 安静)は楽な姿勢をとり安静にします。I(ice 冷却)は患部を氷で冷やし血管を収縮させ腫れや炎症を抑えます。
C(compression 圧迫)は包帯やテーピングなどで圧迫固定し、内出血や腫れを抑えます。E(elevation 挙上)は患部を心臓より高い位置に挙げることでリンパの流れが促進され腫れを抑えます。
打撲、捻挫、骨折は基本的に処置は同じですが、共通されるのはいかに腫れを抑えるかによって治るスピードと期間が違ってきます。RICE処置を行ない、医療機関に安全に送ることが急性症状には大事になります。
慢性症状に関しては、日頃からスポーツ後のクールダウンができているかで良くなる期間が変わります。痛みが出てくる動作の制限や行なっているスポーツのフォーム修正を行なうことで改善することがあります。
痛みや違和感をそのままにすると、筋肉、腱の断裂や炎症や関節可動域が制限されたりと、日常生活に支障を起こしてしまいます。
スポーツ障害は早めの治療をすることで今後のスポーツライフが左右されます。少しでも痛みや違和感が出てきたら、迷わず当整骨院を受診することをお勧めします。治るスピードが格段に上がります。
治療だけでなく、長くスポーツに関わるためのリハビリやトレーニング、ストレッチ等を指導させていただきますので、お気軽にご相談ください。
東十条駅前整骨院
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