坐骨神経痛の改善報告
坐骨神経痛の改善報告
患者様の年代
40代
患者様の性別
男性
ご職業・生活スタイル
立ち仕事
症状の発生時期・きっかけ
仕事で長時間立ち続ける状態が続いていた、今年の夏頃から、腰からお尻にかけて重だるさを感じるようになりました。
特に、朝の立ち上がり動作や、前かがみの姿勢で荷物を持ち上げた際に、ピリッとした痛みを感じることがありました。その後、歩行中にも太ももからふくらはぎにかけて、しびれを感じるようになりました。
仕事中の姿勢の偏りや、疲労の蓄積がきっかけになっている可能性があると考えています。
日常で何ができなくて困っていたか?
痛みが強くなってからは、前かがみの姿勢が取りにくくなり、靴下を履く動作に時間がかかるようになりました。
朝の洗顔時に前に屈む動作もつらく感じられ、身体を横にひねると、お尻から脚にかけてしびれを感じることがあります。そのため、着替えや荷物の持ち運びがスムーズに行えない状態です。
また、長時間座っていると痛みが強くなる傾向があり、車の運転中や食事の際にも姿勢を何度も変える必要があるため、日常生活全体に支障が出ている状況です。
どのような施術を行ったか?
当院では、まず姿勢や骨盤のゆがみ、筋緊張の状態を丁寧に評価し、坐骨神経痛の要因となっている腰部および臀部周囲の深層筋へアプローチしました。
手技による筋膜リリースを行い、筋肉の硬さを和らげながら、神経の通り道への圧迫を軽減することを目的として施術を進めました。
さらに、骨盤と腰椎のバランスを整える調整を行い、痛みの再発を防ぐための動きづくりについても指導しました。
仕上げとして、ハイボルテージなどの電気施術を取り入れ、炎症やしびれの軽減が期待できるよう促し、日常生活で負担がかかりにくい身体へと導きました。
施術のポイント・解説
坐骨神経痛の施術では、痛みが出ている部位だけでなく、要因となっている骨盤のゆがみや深層筋の硬さを見極めることが大切です。
特に、梨状筋や大臀筋に硬さがみられる場合、坐骨神経を圧迫しやすくなることがあるため、まずは筋膜リリースによって筋肉の緊張を丁寧に和らげていきます。
そのうえで、腰椎と骨盤の動きのバランスを整える調整を行い、神経の通り道に余裕を持たせることを意識します。
さらに、再発防止を目的として、体幹や臀部の筋肉をスムーズに使えるようにする正しい動きづくりを指導し、負担のかかりにくい身体へ導いていきます。
通院頻度・期間の目安
坐骨神経痛の症状が強く出ている初期の段階では、週2〜3回を目安に通院していただき、筋緊張の緩和や骨盤・腰部の調整を集中的に行うことが、症状の軽減につながると考えられます。
症状の軽減に伴い、週1回程度へと通院の間隔を広げながら、動きの安定化や再発予防を目的として施術を継続していきます。
お身体の状態や変化に合わせて、無理のない最適なペースをご提案します。
施術後の変化・現在の状態
施術を重ねる中で、腰から脚にかけての痛みやしびれが軽減し、前かがみや立ち上がりの動作がスムーズに行えるようになりました。
現在は、長時間の立ち仕事においても強い痛みが出にくくなり、日常動作にかかる負担も軽減している状態です。
再発予防を目的として、メンテナンス施術を継続しています。
患者様からの喜びの声
長年つらかった腰から脚にかけてのしびれが、こちらに通うようになってから少しずつ和らぎ、現在では立ち仕事においても、痛みを気にせず動けるようになりました。
原因について丁寧に説明していただき、自宅で行えるケアについても教えていただけたことが、とても助かりました。
もっと早く来ればよかったと感じています。今後もメンテナンスでお世話になります。
担当者からの結び・アドバイス
坐骨神経痛は、痛みが落ち着いた後も、骨盤や腰まわりのバランスが崩れた状態が続くと、再び症状が出やすい傾向があります。
日常生活では、長時間同じ姿勢が続かないよう、こまめに体勢を変えることが大切です。特に、お尻まわりの筋肉を軽く動かす習慣を取り入れることで、負担の軽減につながると考えられます。
また、痛みが強くなる前の段階で早めにケアを行うことで、回復までの経過にも違いが出る場合があります。
無理のない範囲で身体を動かしながら、定期的なメンテナンスを取り入れ、良い状態を維持していきましょう。







