不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 「不眠症による眠気と睡眠不足の違いが分かりません。わかりやすく教えてください。」という質問がよくあります。不眠症と睡眠不足の根本的な違いを正しく理解して頂けるように、今回ここではその違いをわかりやすく説明します。
A 不規則な生活などにより偏った睡眠習慣となり、その人にとって十分の睡眠が得られずにいる状態を睡眠不足といいます。必要な睡眠時間は年齢による差や個人差があります。日中の眠気による支障を来たしていなければ、睡眠不足の心配はないでしょう。一方、不眠症とは精神的、身体的、神経等の異常により、眠りたいのに眠れず、不眠の状態や日中の眠気により仕事などに影響を及ぼすものをいいます。一時的な環境の変化やストレスなどで、数日間眠れない状態は一過性不眠といい、生活上の工夫を行っても不眠の症状が1ヵ月以上続く場合には、施術が必要な場合もあります。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 「ここ最近眠れない日が続いています。不眠になってしまう原因が分かりません。教えてください。」こういった質問は多くあります。眠れない日が続く、寝ようとしても寝られないなどがある方は不眠症かも知れません。ここでは原因と対策をわかりやすく教えます。
A 眠れない理由は様々ですが、その多くは覚醒と睡眠のバランスが崩れ、体を覚醒させる脳の働きが睡眠を誘う脳の働きよりも上回ってしまった場合、不眠がおこるということが言われています。この睡眠と覚醒のバランスが崩れる原因には、生活習慣病、脳神経疾患、呼吸器疾患など、睡眠習慣の問題や睡眠リズムの乱れ、精神的なストレスやうつ病などの精神疾患、アルコールや薬の影響などが関わっているといわれています。
睡眠のメカニズムについては、まだ解明されていないことが多く今現在でも研究が進められています。対策としては身体的、精神的にリラックスさせられる方法を見つけることです。自然の音を聴くことや好きな香りを嗅ぐこと、マッサージなどを受けることがリラックス効果が高いとされているので実践してみてはいかがでしょうか。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 「寝ている時何度も夜中に目が覚めてしまいます。睡眠の質が良くなく寝た感じがしません。なにか改善法はありませんか?」こういった質問も多くあります。夜中に目が覚めることや寝た感じしないなどは不眠症関連の質問で数多くあります。
A 寝付けても夜中に何度も目が覚めてしまうことを中途覚醒といいます。寝つきが悪く睡眠が取れないまま朝を迎えます。そのため、日常生活で注意力散漫や倦怠感を持ちやすくなります。中途覚醒は高齢者に多く見られますが、近年では若年者でも見られることが増えてきました。
原因としては外的刺激(PCやスマートフォンの光、室温、騒音など)、心的ストレス、生活リズムの乱れ、睡眠時の無呼吸などがあります。対策としては起きてから朝日を浴びて体内の生活リズムを整えること、適度な運動、体をリラックスさせる、就寝前にスマートフォンなどを控えるなど様々な要因に合わせてあります。寝られないことを心配し過ぎると余計に寝られなくなります。なのでできる限りリラックスして寝られる環境を作りましょう。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 普段は寝ようと思ったら寝られるのですが、仕事で疲れて眠いはずなのになぜか寝ようと思っても眠れない日がくるんです。
何か薬を飲んでいるわけでもないですし、寝る前にスマートフォンやパソコンの画面を見ている訳でも無いのですがこれも不眠症ですか?
A そうですね、不眠症の可能性が高いですね。
まず不眠症の原因としてはストレスや薬の副作用、病気などが考えられます。症状として眠るまでに時間がかかる、朝早くに起きてしまう、夜中に良く起きる事がある、しっかり寝たのに寝た感じがしないなどがあります。
お聞きした症状から考えられることだと、お仕事でストレスの可能性が考えられますね。なのでご自身のご趣味や旅行などでストレスを解消してあげると良いですね、また適度な運動をする事も不眠症の軽減には良いですよ。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 眠いのに眠れないです。
夜眠れないまま朝になって、夕方に仮眠をとり夜眠れないままでまた朝になってしまいます。一日の睡眠時間は1、2時間しかありません。
眠さは感じ、体もすごく重いし頭もボーッとします。でもベッドで目をつぶっていても眠れずに時間だけが過ぎて行きます。
これって不眠症ですか?何か改善方法はありますか?
A そうですね、不眠症の症状として眠るまでに時間がかかる、朝早くに起きてしまう、夜中に良く起きる事がある、しっかり寝たのに寝た感じがしないなどがあります。症状的に不眠症の可能性がとても高いですね。軽減方法としては適度な運動を心がけ、何日か夕方の仮眠をせずに夜まで我慢をする生活をしてみましょう。また寝る前にストレッチやマッサージをするとリラックス効果があるのでこれらを試してみると軽減されるかもしれませんね。