顎関節症

顎関節症とは?
顎関節症とは、口を開けた際に開きにくかったり、音がする症状が現れたりします。
顎関節症の根本原因は?
顎関節症の根本的な原因には、「歯並びなどの噛み合わせ」や「顎の関節や筋肉に負荷がかかる癖」などがあります。歯並びが乱れたままだと、噛み合わせの悪さによって顎の関節に負担がかかりやすくなります。
また、噛みしめや就寝時の歯ぎしりといった癖によって、顎の関節や筋肉に負荷がかかることも要因の一つです。
顎関節は「下顎頭」「下顎窩」「関節円板」から構成されています。関節円板は、顎の動きに伴って骨同士がこすれないようにクッションの役割を果たします。顎関節症の方は、この関節円板がスムーズに動かなくなることで、開閉時に音が鳴ったり、痛みが生じたりすることがあります。
こんなお悩みはありませんか?
ストレスも関係ありますか?
→ストレスで筋肉が緊張し、噛み合わせが上手くいかないため負担がかかります。
男女比はどちらが多いですか?
→顎関節症は女性に多いとされています。原因としては顎のサイズが男性より小さいことや筋肉量も少ないためなりやすいとされています。
就寝時のマウスピースで治りますか?
→痛みの軽減はできますが、根本改善は難しいです。
どの年代に多いですか?
→20~30代の女性に多くみられます。
自然に完治しますか?
→痛みがなくなる方もいますが、症状が悪化してしまう方もいます。
顎関節症に対する当院の考え
口の開閉時に「カクカク」と音が鳴ったり、痛みが出たことで来院される方が多いです。症状が軽い場合は、数回の施術で痛みの軽減が期待できることもありますが、放置すると悪化する可能性があるため、違和感を感じた際は施術を受けることをお勧めします。
また、顎の骨格が歪むと、姿勢の悪さや猫背につながったり、体全体のバランスに影響を及ぼしやすくなります。
顎関節症の原因の一つとしてストレスが挙げられます。そのため、日常生活や環境の見直しを行うことで、症状の緩和が期待できます。根本的な原因が特定できると施術もしやすくなるため、私生活を振り返ってみることも大切です。
顎関節症はなぜ起こるのか?
顎関節症は、歯並びなどの噛み合わせが関係する場合のほかに、日常生活が要因となって発症することもあります。主な原因の一つとして「ストレス」が挙げられます。精神的なストレスを抱えていると、歯ぎしりや無意識の食いしばりによって顎の関節や筋肉が緊張し、顎のバランスが崩れやすくなります。
また、硬いものを頻繁に食べることや、長時間の咀嚼、片側だけで噛む癖なども顎への負担が大きくなる要因です。
噛みしめや歯ぎしりは就寝時に多く見られますが、日中のストレスがかかった際にも無意識に行ってしまうことがあります。そのため、普段から顎の状態を意識し、負担を軽減できるよう心がけることが大切です。
顎関節症を放っておくとどうなるのか?
顎関節症を放置すると、日常生活に支障をきたすことがあります。顎関節がズレていると、口の開閉時に「カクカク」といった音が鳴り、炎症によって痛みが生じることもあります。
顎の炎症だけでなく、全身に影響が広がる可能性もあります。顎のずれや噛み合わせが悪化すると、顔の骨格の歪みを引き起こし、さらに噛み合わせのバランスが悪くなることがあります。顔のバランスが崩れると、巻き肩や猫背が生じやすくなり、全身の姿勢や骨格の歪みが顕著に表れることもあります。
症状は数日で軽減することもありますが、個人差があるため、早めに施術を受けることをおすすめします。
顎関節症に効果的な当院の施術メニューは?
当院で効果が期待できる施術は、「頭蓋骨矯正」と「鍼施術」です。骨格を矯正する施術であるため、回数を重ねるごとに症状の軽減が期待できます。
頭蓋骨矯正では、頬の左右差や顎関節に付着している筋肉の硬さを、手技によって緩めていきます。症状が軽い方や発症初期の方であれば、数回の施術で症状の軽減が見られることもあります。
一方、状態が悪い方やなかなか軽減しない方には、プラスで鍼施術をご提案することがあります。手技では届きにくい顎関節周囲の筋肉の硬さを緩めることで、症状の軽減が期待できます。
その施術を受けるとどう楽になるの?
鍼施術で、顎関節に付着している筋肉を緩めることで、筋肉や関節の負担を減らすことができます。凝り固まった筋肉に直接刺激を加えることができるため、痛みが軽減しやすくなります。鍼施術で筋肉が緩んだ後に、頭蓋骨矯正を行うことで歪んだ骨格が矯正しやすくなります。
食事の仕方や日常生活で歪みにも癖が出やすいため、筋肉を緩めて正しい位置に促すことで痛みが出にくくなり、マウスピースや噛みしめに注意を払うことが症状の軽減につながります。
顎関節症を軽減するために必要な施術頻度は?
どんな症状に対しても一回施術をしても、2~3日で元に戻ってしまうことがあります。体の構造から最初に通われる頻度としては、週2~3回であると施術後に戻りづらくなります。
顎関節の痛みや違和感が軽減してきた場合は、週に1~2回でも効果が期待できます。日常生活で辛さが出やすいため、3ヵ月~6カ月ほど通っていただくのがベストです。