肩の痛み・肩こり
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今や国民病とも言われている肩こり。
厚生労働省の調査によるとお身体のお悩みとしては、女性では1位、男性では2位と報告されています。
デスクワークをしている大人だけではなく、パソコンやスマートホンの普及により今では小・中学生から、幅広い年齢層で肩こりで悩んでいる方が増えています。
以前、子供達は遊びや運動で怪我をして当院に来院されることが多かったのですが、最近は肩や首こりでの来院が増えてきています。デスクワークをしていると肩が辛くなる
朝起きたときから肩が痛い
頭痛がする
手や腕が痺れてくるなど、一言で「肩こり」と言っても症状は様々です。辛さが出たり出なかったり・・・それでも、辛さが出ることがあるというのは、確実に何かお身体に問題がある証拠です。
東十条駅前整骨院では、肩凝りを改善することで、普段の生活も快適に過ごしやすくなるように導きます。
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肩こりに対する自院の考え
人の身体は、姿勢不良・長時間同じ姿勢でいる・筋力不足・運動不足などの要因から筋肉が硬くなり、血行不良が起こります。そうすると筋肉中に老廃物が蓄積されたり、酸素不足などの問題が起こります。それを放っておくと筋肉が硬直しいわゆるコリの状態となります。そのコリなどの不良な状態を脳に伝達することで痛みを感じるようなメカニズムになっています。
ですので、当院では肩こり解消の為に、ただ硬くなった筋肉をほぐせば良いというのではなく、そもそもの要因である姿勢不良、筋肉の質、血行不良の改善が必須と考えています。
現代人はデスクワークなどでいつも同じ姿勢でいたり、スマホを見る姿勢が猫背になっていたり、運動不足の方も多く、今や肩こりは国民病と言っても過言ではありません。肩こりを改善するためには、お身体に正しい姿勢を覚えさせ、それを維持できるだけの筋力も必要となってきます。それが当院の考える根本治療です。 -
肩こりを放っておくとどうなるのか
肩こりを放っておいた場合、まずは今出ている症状が悪化します。放っておくと、より筋肉は硬直し血行不良が進行します。その結果、症状がより悪化するだけでなく、症状が常在化したり、今まで感じなかった部位にも広がりを見せたりといった変化が出てきます。もちろん治りにくさも増します。
「これぐらいなら我慢できる」といって我慢してしまうのは間違いです。症状があるということは今すぐに処置しなければ上記のように悪化していきます。症状の悪化の仕方は人それぞれですが、段階的に悪化していく人もいれば、軽微な症状から突然重篤な症状に変わる人もいます。どれだけの負荷に耐えられるかは個人差がありますが、負荷がかかっている現状が変わらなければ症状に変化がなくとも確実に身体には負担は蓄積されています。
頭痛・めまい・手指の痺れ、だるさ・むくみ、背中や肩甲骨周りの痛みといった症状だけでなく、不眠やうつといった日常生活に支障をきたすような悪化まで見せてしまうのが肩こりの怖さです。 -
肩こりの改善方法
当院では肩こりに対して安易にマッサージをする、電気をかけるといったことは行っていません。肩こりという国民病に対して様々な角度からアプローチできるよう、当院ではいくつかの施術メニューをご用意しております。
それらは全て骨格・柔軟性・筋力という身体の基本的な要素を改善するために当院独自で考えたもので、スポーツ界でも権威のある整形外科医の長谷川ドクターに監修をしていただきメニューを日々ブラッシュアップしています。
肩こりといってもその要因はひとそれぞれです。
日常的な運動不足により筋肉が硬直・血行不良を起こし生じている方。普段の姿勢が悪いことで日常的に筋肉や神経に負担をかけている方。筋力不足により体を支える力が弱い方など。
当院では、こういった様々な要因を問診や検査で見つけ出し、それぞれにあった施術法をご提案させていただいています。
その中でも姿勢の改善には特に力を入れています。
姿勢が悪ければどれだけ他の部位を整えても、日々かかる負担が変わらないからです。 -
肩こりにはどんな施術メニューがおすすめですか?
肩こりにオススメのメニューは姿勢・骨格を改善する『骨格矯正施術』です。
姿勢が悪くなることで日常的に身体にかかる負荷が増えてしまっている状態を、根本的に改善させることを目的とした施術方法です。
多くの方は座っている時の姿勢が崩れてしまっています。特に猫背で頭が前に倒れてしまっている方が多いですよね。頭が前に倒れる角度が大きくなればなるほど負荷が強くなり、スマートフォンを見ている角度では7〜8倍ほどの負荷になるとも言われています。それを根本的に改善するのが『骨格矯正施術』です。
他には筋肉の柔軟性を出すためのストレッチメニューや血行不良を改善するための鍼施術などのメニューもオススメです。
もちろん、上記施術メニューは単体でも効果はありますが、複数組み合わせた時の相乗効果が高いものなので、組み合わせメニューもオススメです。
改善するための治療頻度は?
肩こりを改善するために必要な通院頻度は、初めは週2〜3回。症状が落ち着いてきたら徐々に減らして週1回はキープしてください。それを3ヶ月程度続けていただければ、症状はだいぶ改善してくるはずです。
改善したのち、再発させたくない・根治させたいという方はさらに3ヶ月。計6ヶ月以上継続してあげることで良い姿勢が安定して取れるようになり、日常生活が見違えるように変化するでしょう。
もし、上記頻度では来れないという方はスタッフに相談してください。
できる限り早く改善していくように、ご自宅でのセルフケアの方法などをお伝えさせていただきます。
肩こり関連でよくある質問と回答①
Q.自分の肩こりの症状がひどいのかどうかチェックできる方法はありますか?
A.肩こりは症状の名前なので医学的な重症度判定はありませんが、以下のような症状があると重症の肩こりだと判断できます。
・頭痛・吐き気・目の疲れ・腕のしびれなどの随伴症状
がある
・マッサージをしてもよくならない。もみ返しがある
・凝っているというより痛いという感覚がある
・読書、パソコンを30分以上できない
・肩を動かすとゴリゴリと音がする
他の症状として「頭痛」「吐気」「集中力低下」「目の疲れ」「倦怠感」「腕や手のしびれ」なども肩こりから生じる症状です。
肩こり関連でよくある質問と回答②
Q.肩こりのため毎週マッサージを受けています。その日は良いのですが、翌日には元に戻ってしまいます。マッサージは肩こりに有効ですか?
A.確かにマッサージを受けると肩こりの症状が一時的に解消されるように感じます。しかし、これは根本的な解決にはつながらず、翌日になるとまた同じ、あるいは以前より強い症状が出ることもあります(「もみ返し」などと呼ばれている)。
マッサージをすると一時的に症状が軽減するのは「オフセット鎮痛」と呼ばれる現象が起きるためです。オフセット鎮痛とは、「直前に強い刺激にさらされると直後の比較的弱い刺激を一時的に感じなくなる現象」と言えます。
どういうことでしょうか。わかりやすいように例を挙げます。
銭湯でお風呂に入っている場面を想像してください。いくつかの湯舟があり、最初に43度のお湯に入ったとします。すると入る時に「熱い」と感じます。次にさらに熱い45度のお風呂に移ります。するとさらに熱く感じます。しばらくそこにつかってから最初に入った43度のお風呂に戻ったとするとどうなるでしょう?43度のお風呂が、今度は熱いとは感じないのが想像できますか?「全く熱くない」と感じるはずです。これは直前に45度の熱刺激にさらされたため、その後の刺激を本来なら熱いはずなのに一時的に感じなくなっているのです。このような現象を「オフセット鎮痛」と呼びます。
つまり、強い刺激に一時的にさらされると、そのあとの一定の時間は「痛み」や「熱さ」を感じないように人間の身体はできています。
同様に、マッサージの直後も症状が一時的に減少しますが、オフセット鎮痛の効果は持続せず、翌日には元の状態に戻ることがあります。元に戻ってしまうだけでなく、後述するように血管の異常が原因で肩こりになっている場合、マッサージによって血流を増加させてしまうため、翌日以降にむしろ悪化させてしまう可能性すらあります。
ですから、一時的に良くなるからといっても、人によってはマッサージを繰り返し受けることのデメリットもあるわけです。そのような場合、長期的にみると肩こりの場所へのマッサージはお勧めできません。
結論としては、マッサージは肩こりの原因を施術しているのではなく、症状が一時的に感じなくなる「対症療法」と言えます。受けた直後は症状が減りますが、治癒するわけではありません。
マッサージによって軽減しない、あるいは逆に悪くなるという人は、専門的な医療機関の受診を検討してください。
肩こり関連でよくある質問と回答③
Q.肩こりの原因は?
A.よく耳にする猫背が主な原因です。
猫背は背中が丸くなり、頭が体より前に突き出た状態のことで、デスクワークやスマホの画面を見るときにこの姿勢になる方がほとんどです。
頭には体重の10%の重さ(ボウリング球ほど)があり、猫背の姿勢で支えようとすると首・肩周りの筋肉に大きな負荷がかかってしまいます。この負荷が溜まり続けると慢性的な肩こりになってしまうため、気をつけておきましょう。
また、眼精疲労も肩こりの原因となります。
長時間のデスクワークなどで目の周りにある筋肉が酷使されるため、血流不足が生じます。この血流不足が目だけでなく次第に首・肩の筋肉にも影響することで肩こりにつながるのです。
パソコンを見ているときは猫背になりがちなので、姿勢も肩こりに関わってきます。正しい姿勢の維持と定期的な休憩を取り入れ、猫背や眼精疲労に注意することが肩こり予防につながります。
肩こり関連でよくある質問と回答④
Q.肩こりを治すにはどうしたら良いのか?
A.筋肉をほぐしても薬に頼ってもそのときは楽にはなりますが、しばらくするとまた肩こりが・・・という方がほとんどではないでしょうか。それは対症療法といわれる、病気の原因ではなく病気によって起きている症状に対しての施術による一時しのぎしかできていないからです。
なので、病気の原因に対して施術を行う原因療法(根施術法とも)をしなければ、慢性的になってしまった肩こりを完全に取り除くことはできません。
ここでは肩こりの原因について挙げていきます。
ストレスが溜まりすぎてしまうと、自律神経に影響を及ぼしてしまいます。
自律神経系とは全身に分布している交感神経と副交感神経のことで、血圧や心拍数などを自動的(自律的)に調整しています。
神経は自分の意思で動かすことができないので、ストレスを受けると勝手に神経が乱れてしまい、肩こりやその他多くの症状が出てきます、そのため、ストレスを溜めない事が重要です。
肩こり関連でよくある質問と回答⑤
Q.肩を動かすのと動かさないとではどちらが肩こりになりにくいのか?
A.人間は体を動かすことで血液循環が活発になり、酸素や栄養が運ばれ体温が調整されるなど、恒常性を保つ働きがあります。また、代謝が促進されることで老廃物が排出され、疲労が蓄積しにくくなります。しかし、運動不足になるとこの流れが滞り、筋肉の動きが悪くなり、肩こりを引き起こす可能性があります。
人間の体は冷えによる原因で不調になることが多いです。体が冷えると筋肉周辺の血液循環は滞ってしまい、疲労物質が溜まると痛みやだるさといった症状を引き起こします。冬場はもちろん、夏場も冷房にあたりすぎると冷えてしまうので注意が必要です。